そもんずイズム

年100回のフライトで世界を旅する人✈️トリリンガルの息子たちにむけて「2050年に、世界のどこでもメシが食えて人生を楽しめる生き方」をつぶやいたり、ブログを書いたりしています😅 フォローしても金儲けやモテは、ほぼゼロですが、楽しく生きる気づきは得られるかも👍

「偏差値人間」ではなく「毎日が自由研究な人生」なヤツが今後は活躍するよ説

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こんにちは、そもんずです。

 

なんか時代の変革期とか、学歴不要時代、AIが仕事を奪うなんて言われていますよね。

「ほんまかいな?」と思う人も多いと思います。

 

だって自分の身の回りでは、落合陽一とか箕輪さんなんて誰も知らないし、西野アキヒロに至っては、「売れなくなった芸人さんでしょ」ぐらいの認識だし。

 

でも、この記事が目に入ったあなたは「そういう世界にあこがれている」か「少なく

とも一歩足を踏み込んでみた方」だと思うので、きっとこの話はしっくりくるでしょう。

 

どちらを信じて生きていくのか?は「あなた次第」なので、そもんずとしては別にどちらでも正直いいんですけど、こういう考え方もあるんだな、ぐらいで考えてもらえればと思います。

 

さて、今回のテーマは「毎日が自由研究な人生」なヤツです。

 

夏休みもあけて、学生さんはすでに学校が再開している頃ですね。

(我が家も子供と夏休みを満喫しました。)

 

タイトルにも書きましたが、今後は「偏差値」が高いヤツではなくて、「自由研究」できるヤツがもっと活躍する社会になると思っています。

 

では、早速考えていきましょう。

 

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■目次

0:結論

1:「毎日が自由研究な人生」とは?

2:なぜ、「毎日が自由研究な人生」が良いのか?

3:ライフロングキンダーガーデンという考え方

4:どうやって子供に教育するの?

5:どうやって自分に生かしていくのか?

6:まとめ

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0:結論

最初に3行で結論を書きますね。

・「毎日が自由研究な人生」は、結果が求められるシビアだけど、トコトン楽しい。

・「自由研究」には「問い」「探求」「創作」の3つが含まれていて、「希少性」を求める時代には必須スキル。

・「自由研究」は、人生100年時代で学び直しが必ず入るので必須。でも、年老いてしまうと、お堅くなるので早めにやっておいたほうがいいよ。

 

1:「毎日が自由研究な人生」とは?

みなさんが夏休みの勉強で一番大変だったのは何でしょうか。

私は日記とどうでもいいドリルでしたw

 

今年の夏休みに、私はまさにこの「自由研究」をアラフォーになっても続けている

研究者に出会ってきましたが、本当に人生を楽しんでいましたw

note.mu

 

彼のポイントをあげると「成果は求められるけど、やっていること自体がとても楽しいので毎日が遊びと同じ」という状況です。単純に浅いところで遊んでいるのではなく、「トコトン突き詰めていく」というところが特徴です。

 

自由研究を要素にわけると、3つの要素に分かれています。

【問い】自由に、素朴に問いを立てる

【探求】徹底的に調べて、考える

【創作】自由にアウトプットを作る

 

普通の偏差値のための勉強は自分で行なう【問い】がほとんどなく、【創作】では解答が決められています。

 

でも、自由研究は、すべてが自由なんですね。

 

自由って、本当に難しいことなんです。

人は「自由」であればあるほど、悩みますからね。

だから誰かに決められたほうが楽。

 

でも、そこを自分で決めるということがなんとも人生っぽいじゃないですか。

 

「毎日が自由研究な人生」というのは、

「問い」⇒「探求」⇒「創作」のプロセスを毎日、くるくる回している人生です。

 

 

2:なぜ「毎日が自由研究な人生」が良いのか?

偏差値教育の申し子のように勉強していた私がいうのもなんですが、大学受験で学んだことは、80%以上抜けてしまいました(苦笑)

 

反復練習によって興味なく学んだことは正直ほとんど抜けているんですよね。

 

もちろん、文章の読解やこのブログを書くようなことや基礎的な数学は今でも役に立ってはいると思います。

創作は、インプットのつなぎ合わせであることでもあるので、偏差値教育全部がダメであると言っているわけではないので、この点は十分注意してくださいね。

 

でも、日々の仕事で実際にやっているのは

「出会ったことがない問題に毎日出会って、自分の頭で考えて解答を出して実行すること」

「自分が面白いなと思うネタやアイデアを考えて、周りを巻き込んでアウトプットすること」

ということなんです。

 

では、子供の頃に一番近いものは何だったかな?と思うと、まさに「自由研究」なんです。

 

最近ではホリエモンが「好きなことにハマれ・遊べ」と言っていますが、単純に遊ぶというよりも、「探求する」「考える」という作業が入って初めて、それでメシが食えるので「自由研究」が一番近いのかなと思います。

 

偏差値のために詰め込んだ情報はグーグルで検索できるし、計算はコンピューターのほうが圧倒的に早いんです。今後、会計士や弁護士、医師のような士業といったホワイトカラー系ブルーカラーはどんどんコンピューターに置き換わると思います。

 

3:ライフロングキンダーガーデンという考え方

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「毎日が自由研究な人生」は、MITメディアラボのミッチェル・レズニック博士のラボ「ライフロングキンダーガーデン(生涯幼稚園)」を日本人でもピンとくるように言い直したコトバです。

 

ミッチェルさんは子供向けのプログラミングプラットフォーム「スクラッチ」と「レゴマインドストーム」を開発した方です。

 

「ライフロングキンダーガーデン(生涯幼稚園)」について、少し説明します。

 

幼稚園から小学生にあがる際に、大きな違いがあります。それは何でしょうか?

 

幼稚園のころは、別に学校の成績とかは関係く、自分の好きなことを創造的思考者(creative thinker)として、それぞれが楽しんで過ごしています。

 

ところが、小学生になると、様相が異なります。

 

先生は新たな知識や情報を教えてくれる人になり、子供は情報を言われたとおりにインプット人になってしまうのです。

 
この教育の仕方は「一定レベル以上の人材を大量に生産する」という目的では非常に理にかなった方法でした。(一人の先生が、個別に指導するなんてことは現実的には難しかったんですね)

 

おそらく、その時代もあと10年ぐらいで変わるだろうな、と私は思っています。


それぞれに学びたいものをAIがサポートしてくれて、先生が直接教えるというより、サポートする形になるのだと思っています。幼稚園的な方法に小中高の学校も変わっていくでしょう。

 

では小学生以降でも、「創造的思考者」になるには、何が必要なのでしょうか。


ミッチェルさんは「創造的な学びの4つのP」が必要だと言います。

プロジェクト(Projects)」「情熱(Passion)」「仲間(Peers)」「遊び(Play)」の4つです。

 

①プロジェクト(Projects)

「作ること」が「創造性」の根源なので、自分にとって意味がある「プロジェクト」から新しいアイディアやスキルなどを学ぶことができる。スクラッチのコーディングを通じて、思考や声そしてアイデンティティを育てることができる。

 

②情熱(Passion)
「情熱」を傾けたプロジェクトにとりくむことで「没頭⇄振り返り」の好循環を生み出すことができる。


③仲間(Peers)

「仲間」がいることで共有やコラボレーションを行ない、知識の拡張を図ることができる。


④遊び(Play)

「ベビーサークル」ではなく「遊び場」として、「Tinkering(色々、実験すること)」しながら、多くの移動、研究、実験、共同作業の余地を与えるようにする。
 

ミッチェルさんのいうこの教育は、小中高大で終わるものではありません。

生涯が幼稚園のような学びの環境に移行するのがいいと主張しています。

 

人生100年時代と言われたりしていますが、「創造的な4つのP」を活用して、学びなおしというのは必要でしょうね。

 

4:どうやって子供に教育するの?

そもんず家では、まさに「自由研究」的なテーマでずーっと遊びと探求を繰り返しています。

 

ポイントは、以下の4つです。

①学校の成績はあまり重視しない(読み書き、そろばんだけ)

②ヒマを意図的につくり、自分たちで考えて遊ばせる

③遊ぶための環境と機会だけは提供する(スクラッチ、書籍、インターネットの一部)

④感情の起伏を伴わない学びはすぐに忘れるので、できるだけ実践遊びを入れる

 

子育てについては、先日、noteで詳しく書きましたので、興味のある方は読んでみてください。

note.mu

 

5:どうやって大人が生かしていくのか?

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最近、ツイッターやブログをやっていると「何をつぶやいたら良いのか、書いたらよいのかわかりません」というメッセージをいただくことがあります。

 

「誰か」に最初の「問い」をつぶされてきた弊害ですね(苦笑)

 

誰かというのは先生であり、会社であり、上司であり、親です。

 

「問い」をする前に「◎◎をやりなさい」といわれて育つと、こういう人が育ってしまいます。

しかも、年を重ねれば重ねるほど、その抵抗は強くなっていくので、できるだけ早めにそこから脱却する必要があります。

 

さて、ではその状態からどうやって「毎日が自由研究な人生」になるのか、を考えてきましょう。

 

①問い:日頃から素朴な「なぜ」を大切にする

 

たとえば、このブログを書いたのは、
「なぜ、偏差値教育はダメになるのか?」
「どういった教育が大事なのだろうか?」
「わかりやすく説明するならどういった言葉だろうか?」

という問いが常に私の中にあったから、書くことができた内容です。

常識とか一般的に正しいとされているものに対して「なぜだろう?」という問いを考えてみるクセをつけられるかどうかが勝負です。

 

②探求:「なぜ?」を考え続けて、自分なりに調査したり、話を聞く

 

調査の方法は、簡単なものではインターネットで調べたり、専門家に聞いたりということですが、長期のものだとサロンや大学で研究したりということも視野に入ってきます。ただ、お金をかけなくてもたいていのことは最近は無料でできるようになっています。

www.coursera.org

 

すぐに答えが出ない可能性もあって「塩漬けしておく」ということも私は多いです。そして、全く関係ないことをヒントにして答えが出てくるということは良くあります。

 

③創作:何かしらアウトプットを出す

 

創作は多岐にわたります。ビジネスという形もあるでしょうし、商品やサービス、もっと簡単なものではブログやSNSでの投稿でもいいと思います。


とにかく、自分なりのアウトプットを出していくことが大事で、これを続けていると、

「精度」と「スピード」が確実に早くなります。


すると、さらなる「問い」がユーザーからのフィードバックなどを経て、出てきます。

このサイクルをいかにして早くまわしていくのか?が大事です。

6:まとめ

最後に、年齢を重ねて、今の仕事に安泰としていると、自分でしっかり考えることが仕事でもプライベートでも現状維持を選んでしまうのは「人間の脳」の仕組みです。

次の10年〜20年で仕事を追われることになる人はかなりの数が出てくると思います。

その中で「毎日が自由研究」な状態を作れるか否かは「問い→探求→創作」を絶え間ない継続でレベルをアップした方だけだと思います。

ぜひ、みなさんが少しでも自らの意思で楽しい人生を歩めますように。

 

そもんず




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