そもんずイズム

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「社畜を抜け出すこと」が「好きなことを仕事にする」ではあまりに短絡的ではないか?を考察してみた

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こんにちは、そもんずです。

「社畜」「好きなことを仕事にする」というコトバが浸透して久しいです。


ツイッターを見ていると、なんだかどんよりした雰囲気の方が社畜というコトバを発しているかと思えば、一方で、実態のよく分からない人が「好きなことを仕事にしよう」と息まいていて、疲れてしまいます。

こんなつぶやきをしたのですが、「社畜を抜け出す」ということが「好きなことを仕事にする」とは違うよ、ということをもう少し説明したいと思います。

 

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まず、そもそも、社畜とはどういう意味でしょうか?

社畜(しゃちく)とは、主に日本で、社員として勤めている会社に飼い慣らされてしまい自分の意思良心を放棄し奴隷(家畜)化した賃金労働者の状態を揶揄したものである。「 会社+家畜」から来た造語かつ俗語で、「会社人間」や「企業戦士」などよりも外部から馬鹿にされる意味合いを持つ。 wikipediaより

 

では、「脱社畜」と「好きなことを仕事にする」では何が違うのかを分かりやすく教習所を事例にして考えてみましょう。

社畜=教習所のドライバー

運転免許をとったことがある方はわかるかと思いますが、教習所の運転、本当につまらないですよね。

では、社畜はどういう状態にいるのか?というと、小さな教習所(会社)の敷地内で運転をしながら、自由な外での運転を夢見ている「教習所のドライバー」です。

彼らの目下のお話は、「あの教官気持ち悪い」とか「試験の勉強つまらない」とか、そういう話が多いとは思いますが、実は中身を見てみると、色々なタイプがいます。

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①ずーっと教習所(社畜)タイプ
「あの教官気持ち悪い」とか「試験の勉強つまらない」と不平不満を言いながら、教習所に数年通い詰める人。

残念ながら彼らが脱社畜をすることはありません。

②脱教習所(脱社畜)目標タイプ
「免許を取得するためにはどうすれば良いか?」ということに焦点を絞って、考えて、勉強している人。

彼らは場合によっては、後ほど説明するゴールド免許タイプになってしまう可能性があります。

③どんな自動車買おうかタイプ
脱教習所(脱社畜)は当然と思っていて、会社をやめたら、どんな自動車(モノ)で自己満足しようかな、と考えている人。

免許取得自体が若干おろそかになるというのもありますが、自分のことにどこまで気づけているか、という点が心配です。外からの見栄えや評価を気にして、自分についてどこまで理解できているでしょうか?

④どこに行こうかイメージタイプ
教習所(会社)を卒業したら、どこに誰と行こうかな?とイメージを広げている人。

自分の好きなことに忠実で素晴らしいのですが、イメージ先行しがち。目の前の免許取得にどこまで行動を取れているのかも大事ですね。

 

■脱教習所(脱社畜)のためのチケットは免許だ

脱教習所をするためのチケットは免許を取得することです。
では、免許をとるというのはどういうことでしょうか?

それは、人的資本、社会資本、金融資本の3つ自由に自分で選択できるということ。
免許を取得するのは簡単ではないですが、しっかり準備すればできる。

だから、「ブロガーが楽しくて仕方ないです!」と言っている人でも、この3つの要素のうち何かが欠けていれば、実はまだ教習所の中にいる④どこに行こうかイメージタイプと同じようになっているかもしれません。

 

■教習所を出たら、自由でどこにでも行ける「自分ドライバー」

教習所で晴れて免許も得るとあなたはどこにでも行けるようになる「自分ドライバー」となる。

自分自身が「これは面白い」「これをやりたい」と思うことを実現できる。

でも、面白いことに何でもできる状態なのに、自由に自分で判断しない人がいる。

それが「ゴールド免許ドライバー」

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ゴールド免許ドライバーは、自由に過ごせることをいつしか忘れてしまって、ペーパードライバーと化している。彼らには2つのパターンがいる。

1)免許を持っているけど使い方が分からず、だらだら教習所に通ってしまうパターン

2)免許の使い方も知っているけど、確信的に教習所に通い続けるパターン


前者は、結構致命的なのですが、今の中高年や高学歴な人には「自分のやりたいことが分からない」と教習所に通い続けている方が多い気がします。

また、後者は、教習所に通い続けることのメリットを自覚していて、うまく利用している方ですね。この方は、いつでも「自分ドライバー」になることができる。

■教習所に通いながら「自分ドライバー」になる方法

大変の方にとってはこれが一番良いのではないでしょうか。

⑤仮免許の自分ドライバー

教習所にいるんだけど、「自分ドライバー」 になるために仮免許で運転している状態ですね。もちろん、この場合、教官は隣にはいないので、教習所がない時間は自由に「自分ドライブ」を楽しめばいいと思います。

まとめ

会社=教習所、免許=人的資本、社会資本、金融資本、自分=ドライバーとして考えてみました。

ここでお伝えしたかったのは、一見、社畜を抜け出したように見えても、「ゴールド免許ドライバー」みたいな人もいるし、社畜のように見えて「仮免許の自分ドライバー」もいるということです。

自分が今、どのステージにいるのか?ということを考えてみてもらえるとありがたいです。

 

追伸:「好きなことを仕事にしよう」のワナにハマらないようにする方法を以前書きましたので、「自分の好きなこと」分からんぞという方はご一読ください。

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