こんにちは、そもんずです。
ちょっと過激なタイトルですいません。
先日、「好きなことを仕事にしよう」のワナについてブログを書いて、ツイッターにてご紹介したところ、やまさちさんから、次のようなコメントをいただきました。
ほんとにそう。一番の罠は提唱してる2人やメディア関係者は高い学力を有し、選べる立場にあるということ。久留米付設も開成も12歳時点で相当処理能力も速くないと入れない。
— やまさち (@yamasati39) 2017年12月6日
好きなことを仕事にするのは楽しいし、充実して幸せかもしれない。しかし、楽な道ではない。幸せとは何か、も大事な指標。
落合陽一さんは開成に高校から入学し、堀江貴文さんも久留米大学附設中学・高校という学校を卒業されているので、処理能力が高いから「好きなことを仕事にする」という「楽ではない」選択を選ぶことができるということではないか、という問題提起をいただきました。
(幸せという概念を考え始めると、とても長いブログになりそうですので、好きなことを仕事にするのは幸せだ、という前提でお話しますね。お時間ある方は、カール・ヒルティの「幸福論」を読んでみてください。)
よく言われる「あの人は頭がいいから」好きなことをできているんだよ、というひねくれたツイートが聞こえてきそうです。
ここで、素朴な疑問が1つ出てきました。
情報処理能力の低い人(ちょっとアホな人)は「楽ではない」好きなことを仕事にすることはできないのだろうか?
ホリエモンや西野アキヒロさんの周りにはこの手の方が沢山いらっしゃるように思います。
①アイスマン福留さん
②カンボジア国籍に変更した猫ひろしさん
③ホームレス芸人 小谷さん
失礼かもしれないですがw、情報処理能力は低そうに見えますが、愚直に自分の好きなことに突き進んでいらっしゃいます。
ホリエモンは、常に「成功するなら、バカな方がいい、なぜならすぐに行動できるから。」といったことを言っていますが、まさに体現していらっしゃいますね。
私の周りにも、好きなことを仕事にしている友人が結構います。
K君という、学生時代は成績も底辺を走っている友人がいました。
彼は、大学は地方の国立の夜間で建築学科を卒業しましたが、料理人にずーっと憧れていました。料理を作って人を喜ばせるのが楽しい。彼は大学卒業後、親の反対を押し切って、建築系の就職を選ばず、料理人としての道を歩むことにしました。彼は今では料理人として本業をやりながらも、レシピを公開したりしてネットでも人気のある人になっています。
もう一人、皆さんの知る方の事例を書いてみたいと思います。
彼は、文章を書くお仕事をされているのですが、「自分は頭の回転が悪い」と常に思っていて、文章を一文書くのにも、推敲に推敲を重ねている。作品を作るのも、非常に時間がかかり、彼は情報処理能力の高い人がさくっと何冊か出版してベストセラーを出しても、本を出し続けた。そのことが才能であるとおっしゃっています。
その名も「村上春樹」さんです。(彼の場合には編集力が極めて高いのでしょうが。)
では、情報処理力が低いけど、自分が好きなことを仕事にできている人は何が違うのでしょうか?
■一般コース
こちらのコースは、皆さん、見覚えのある形かと思いますw
無難な仕事を選んで、仕事と趣味を分けるパターンですね。
こちらのコースも別に悪くはないのですが、「好きなことを仕事にする」という形にはできていないですね。
■好きなことコース
「好きなことを仕事にする」のワナについては、こちらのブログを参照して頂きたいのですが、ここでの違いは何かというと、「好きなことを実施して継続できる力」が大事だということです。
「好きなことだから継続できて当然でしょ」と思うかもしれませんが、皆さんは好きなことを本当に継続できているでしょうか?仕事や家事などで疲れきって、意外と好きなことに時間を使えていない方も多いように思います。
そして「情報処理力」が低いと周りもなんとなく手伝ってあげたいなと思うようになって、それを「素直に試す」のですから、さらにフォロワーが増えて成功への階段を昇ることになります。
「好きなことコース」を「フォレストガンプコース」と呼んでもいいかもしれません。
トムハンクス演じる知能指数が劣るフォレストが主人公の映画なのですが、とにかく不器用だけど、何かをやり始めたらそれにトコトンハマってしまうのです。フットボール選手に選出されたり、卓球で世界大会に出たり、突然走り始めて「平和を願って走る男」として全米中の注目を浴びたりするのです。
もちろん、この映画はフィクションなのですが、ここに共通することは「自分の好きなことにトコトン素直にハマる」ということです。
もちろん、自分の時間を切り売りすることでお金を稼ぐよりも、自分の好きなことでお金を稼ぐことは工夫が必要です。
一人一人が起業家的な発想で、ビジネスを創るという観点がないとできないのも事実。
そして収益が出てくるまでには時間がかかります。
これは、お笑い芸人や歌手を目指す人が日中はアルバイト等でお金を稼ぎながら、夜はイベントやライブに出演しているのと似ているように思います。今までの発想では、本業で好きなことをしなくてはいけないみたいな考え方もありましたが、これからはどちらが本業で副業でということも考える必要がなくなるでしょう。
まとめ
アホでも「好きなこと」を仕事にできる方法とは、次の3ステップです。
①自分の好きなことを明確にして行動する
②ときどき周りが助言して実行し、継続する
③応援してくるフォロワーが増えて、徐々に収益を出せるようになる
追伸:
私がコーチングしている経営者でも、東大卒と高卒では実は高卒の方のほうがトライアンドエラーが早く、一気に成長しています。そして、「自分にはできないことが多いので助けて欲しい」というとフォロワーが増えてくるので不思議ですよね。
これからの人に向けた生き残り戦略もぜひ、読んでみてください。